概要(貯金保険機構の役割)
◎貯金保険機構の役割
貯金保険機構は、農水産業協同組合の貯金者を保護する機関です。
貯金保険機構は、農水産業協同組合(農協・漁協)の貯金者の保護及び経営困難農水産業協同組合に係る資金決済の確保を図り、もって信用秩序の維持に資することを目的としています。
農協・漁協は、信用事業以外に、経済、共済事業等も兼営する総合事業体であり、このことが銀行等他の一般金融機関との大きな相違点となっていることから、預金保険機構とは別に当機構が設立されております。
農水産業協同組合が破たんした場合、貯金の払戻しを受けるには、清算手続き等が完了するまで長時間を要するうえ、保護も十分なされないなど、大切な財産が危険にさらされるおそれがあることから、万一の事態に備えて貯金者に対する保険金の支払い、貯金等債権の買取り制度により、貯金者を保護することが狙いです。
また、貯金者保護のもう一つの方法として、農水産業協同組合の経営破たんによる保険事故を未然に防止するため、合併、信用事業の譲渡等経営困難組合を救済する組合に対し、欠損金の処理等に必要となる資金援助を実施する方法があります。
さらに、東日本大震災の被災地域における農協・漁協の金融機能を維持・強化するとともに、貯金者に安心感を与えることを目的に、被災農協・漁協に対し資本増強(優先出資・劣後ローン)を実施します。
このように、当機構は、貯金者の保護と信用秩序の維持を図るため、関係機関と連携して、これら農漁協系統金融機関のセーフティーネットを運営していく役割を担っています。
詳しくは、本ホームページの次の該当ページをご覧下さい。
○制度改正については、「貯金保険法の一部改正について」
○機構の業務については、「貯金保険法等に基づく業務」
○保険金の支払については、「貯金保険制度に関するQ&A」